マシンインテリジェンス研究会の会員企業をご紹介するインタビュー企画。
今回は、仙台市を拠点に活動する 株式会社マイコム の皆さまにお話を伺いました。
マイコムは、福島に本社を置くエフコムグループの一員として、行政や教育、大学など、地域の幅広いお客様にITソリューションを提供しています。
地域密着で育んだ信頼と実績
エフコムグループは1980年創業、今年で45周年。
福島県内のほぼすべての自治体と取引実績があり、ギガスクール構想に基づく1人1台端末の導入サポートや、大学向けのグループウェア・シングルサインオンシステムなど、地域のIT環境整備に長年取り組んできました。
仙台拠点であるマイコムは現在約30名体制。行政向け「議会答弁検討システム」や、熊・イノシシ出没情報の見える化ソリューションなど、地域課題の解決に直結するサービスを展開しています。これらのシステムは、紙やExcel中心だった業務を効率化し、自治体職員の負担軽減に大きく貢献しています。
採用・人材育成への想い
IT業界全体の課題である人材不足。特に経験者採用は難しい状況ですが、マイコムでは「やる気と誠実さ」を重視し、未経験者の採用にも積極的です。昨年は職業訓練修了者を含む5名を中途採用し、OJTを通じて着実にスキルを育成しています。
「素直で前向きに仕事に取り組める方なら、経験がなくても成長できる」との言葉どおり、社員一人ひとりが現場で学び、成長できる環境づくりが進められています。
これからの目標と仙台での展開
近い将来の目標は、従業員数を50名規模に拡大し、売上高10億円を突破すること。
2025年11月には、仙台オフィスをより広いスペースへ移転し、体制強化を図ります。
また、AIなどの新技術分野への挑戦にも意欲的。
「技術的な交流や事例紹介の場を通じて、自社の強みをさらに深めていきたい」と話します。
研究会では、地域や他企業との情報交換を通じて、新たなソリューション創出や人材育成のヒントを得ることを期待しています。
地域に根差したもう一つの活動 ― 野球クラブチーム
IT事業のほか、エフコムグループでは地域貢献活動として「エフコムベースボールクラブ」を運営。実業団チームとの試合でも健闘し、スポーツを通じた地域活性化にも力を注いでいます。
「野球を通じて地域を盛り上げたい」という思いは、IT事業と同じく“地域密着”の精神に通じています。
仙台から広がる新たな挑戦
行政や教育現場の課題解決から、地域イベントやスポーツ振興まで。
マイコムはこれからも、地域と共に歩み、新しい価値を創造し続けます。
「お客様と共に感動を創造する」という理念を胸に、仙台発のITパートナーとしてさらなる飛躍を目指します。
